
会社訪問の様子
東京都立南多摩中等教育学校の学生は、7月10日(金)に東京都新宿区の老舗ハンカチメーカー・川辺を会社訪問した。
ハンカチの企画・製造工程やものづくりの背景について学んだという。
身近なハンカチをテーマに調査を実施
今回の会社訪問は、東京都立南多摩中等教育学校の探究学習の一環として行われた。
学生たちが、日常的に使う身近なアイテムとして興味を持った「ハンカチ」をテーマに調査を実施。その成果が発表された。

ショールーム見学の様子
当日は、学生たちがショールームで商品を見た後、川辺の担当者によるハンカチの企画・製造・販売など事業内容について紹介が行われた。
日本独自のハンカチ文化
一般的にハンカチとは、手や顔の汗・水分を拭いたり、身だしなみを整えたりするために持ち歩く布製の小物だ。

プリントハンカチ(左)とタオルハンカチ(右)
学生たちへは、まず、薄手の生地にプリント加工を施した「プリントハンカチ」とタオル地でできた「タオルハンカチ」の違いについて説明が行われた。
コンパクトに持ち運べ、繊細な柄やデザインを楽しめるプリントハンカチと、吸水性に優れ普段使いに便利なタオルハンカチ。それぞれに異なる魅力や用途があり、ライフスタイルやシーンに合わせて使い分けられている。

ギフト、ファッションアイテムとしても使用されるプリントハンカチ
日本では、手洗い後にハンカチで手を拭く習慣がある。また、百貨店を中心としたギフト文化を背景に、日本独自のハンカチ文化が育まれてきた。
近年では、豊富なデザイン、丁寧なものづくりが評価され、訪日外国人観光客のお土産やファッションアイテムとしても選ばれている。
学生たちの質問に回答

学生たちは、訪問前に川辺の公式サイトを見て、次のような質問を寄せていたという。
「ハンカチを作る際の糸の種類や産地へのこだわり」や「オリジナルブランドが生まれるまでの過程」について。また「年代によるハンカチのトレンドの変化」について質問。川辺の商品本部長・浜野氏が、それら一つひとつの質問に答えた。

自社工場で一枚一枚丁寧に刷られるハンカチ
また、秋田県にある自社工場内でハンカチをプリントしている様子は、動画で説明が行われた。それによりプリント加工の仕組みや製造現場、職人によるものづくりについても理解を深めたという。
浜野氏が、「皆さんは毎日ハンカチを使っていますか?」と尋ねたところ、全員が「日常的にタオルハンカチを使っている」と回答。また、川辺が展開する有名キャラクターのハンカチを紹介したところ、学生それぞれが好きなゲームやアニメのキャラクターについて発言。若い世代の価値観に触れる貴重な機会となったという。
説明終了後には、「プリントハンカチとバンダナはどう違うのか」「プリントハンカチはどのような場面で使われているのか」といった質問も。学生からは、「プリントハンカチに触れる機会は少ない」という声があり、世代によるハンカチとの関わり方の違いが伺えた。
学生の感想を紹介
学生の質問に答えた浜野氏は、「若い世代はハンカチに触れることが少なくなっていると考えていたので、身近な商品としてハンカチを探究学習のテーマに選んでいただいたことにとても驚きました。
このような機会を通じて、ハンカチのものづくりや魅力を知り、日常の中で手に取るきっかけになればうれしく思います。」と振り返っている。

また、後日、学生から届いたお礼状には、「ハンカチづくりへの理解が深まった」「普段何気なく使っているハンカチに多くの工夫があることを知った」といった感想が綴られていた。
ハンカチ文化を次世代へ
今回の会社訪問では、学生にハンカチの種類や、ものづくりの背景について説明。また、次世代へハンカチ文化を伝える意義について、改めて実感する機会となった。
川辺は、今後も地域とのつながりを大切にしながら、ものづくりや商品のストーリーを伝え、企業活動への理解を深めてもらう機会を創出していきたい想い。これからも、未来を担う若い人たちの学びを応援するとともに、ハンカチ文化を次世代へつないでいくとのことだ。
老舗ハンカチメーカー・川辺の取組についてチェックしてみては。
川辺公式サイト:https://www.kawabe.co.jp
川辺公式Instagram:https://www.instagram.com/intermode_kawabe_official
川辺公式X:https://twitter.com/intermodekawabe
(熊田明日良)